生理周期のそれぞれの時期に鍼灸が果たせると考えられる役割

鍼灸が生理不順や生理痛など女性の婦人科疾患に対して鍼灸が良いとされています。
今日は鍼灸がどのような役割を果たすことができるのかを書いていきたいと思います。

 

まずはじめに女性の生理周期について
月経周期とも呼ばれ、最初の月経から次の月経が始まるまでの日数のことです。一般的に、この周期は28日間ですが、個人差があり、21日から35日程度であることが多いです。生理周期には、生理期、黄体期、排卵期の3つのフェーズがあり、それぞれにホルモンバランスが変化します。

1、生理期(目安:1-7日低温期)
生理期は、子宮内膜が剥がれて出血する期間で、エストロゲン(女性らしさをつくるホルモン)とプロゲステロン(妊娠の準備をするホルモン)の量が低下しています。

2、排卵期(目安:8-14日低温期)
排卵期は、エストロゲンの量が最大になり、卵巣から卵子が放出されます。
3、黄体期(目安:15-28日高温期)
黄体期は、排卵後の卵巣からのホルモン分泌期間で、プロゲステロンの量が急激に増加します。※この時期にPMSの症状が出やすい

 

鍼灸治療は、生理周期のそれぞれのタイミングで異なる役割を果たすことができます。

生理期における鍼灸の役割
生理期には、鍼灸治療は生理痛や不正出血などの不快症状を和らげることができます。また、エストロゲンとプロゲステロンのバランスを改善し、次の周期に備えることができます。

排卵期における鍼灸の役割
排卵期には、鍼灸治療は妊娠を促進することができます。また、卵巣の機能を改善して、卵子の質を向上させることができます。つまり、鍼灸治療は不妊治療にも効果があるとされています。

黄体期における鍼灸の役割
黄体期には、鍼灸治療は子宮内膜の厚みを改善し、着床を促進することができます。また、流産や早産のリスクを減らすことができます。

 

以上のように、生理周期のそれぞれのタイミングで鍼灸治療は役割を果たすことができます。

鍼灸治療は、自然な方法で女性の身体を整えることができるため、多くの女性に選ばれています。
ただし、個人差がありますので、鍼灸治療を受ける前には、しっかりと相談し、自分に合った治療方法を選ぶようにしましょう。

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