歩く時間の違いによって起こるカラダの変化

カラダの調子を整えるために歩くことをお伝えすることが多いのですが、具体的にどれぐらい歩いたら良いのか分からない。というお声も良く聞きます。
なので、今日は歩行時間とカラダの変化について書いていきたいと思います。
ただ体力など個人差は大きいですので簡単な目安として見ていただけると嬉しいです。

 

10分歩く場合
短時間なので、ホルモン分泌量などはあまり変化しませんが(ただしβエンドルフィンは分泌し始める)、静止しているよりは筋肉を動かすことでエネルギー消費が増えます。また、気分転換には効果的です。

 

30分歩く場合
運動量が増え、ウォーキングによってストレスを解消する効果があるとされています。エネルギー消費量も増え、疲れにくくなります。また、30分以上のウォーキングによって、脳内でβエンドルフィンが分泌され、運動後の爽快感が感じられるようになります。

 

1時間歩く場合
長時間ウォーキングすることで、副腎皮質ホルモンが分泌され、ストレスを解消する効果が高まります。また、エネルギー消費も増え、脂肪燃焼や筋肉の強化に役立ちます。ただし、長時間歩く場合は足や腰などに負担がかかるため、適度な休憩が必要です。

 

βエンドルフィンとは
内で働く神経伝達物質の一種。 鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られるため、脳内麻薬とも呼ばれています。

 

βエンドルフィンの分泌には個人差がありますが、歩き始めてから10分程度で分泌が始まり、30〜45分程度で最大になるとされています。また、歩き続けても急激に分泌量が増えるわけではなく、ある程度の時間が経過した後には減少する傾向が見られます。しかし、分泌量に関しては個人差があるため、これらはあくまで一般的な傾向となります。

 

歩くことは比較的、始めやすい。そして始めると続けやすいものなのかなと感じています。
歩くことのカラダにとって良い部分を知ることにより、より歩きたくなると思うので今回のことを少し覚えておいていただけたら良いのではないのかなと感じています。

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